難しい講義と直面した時に
今回の記事ではとりわけ「厳しい」と言われる講義に出くわした時の対応策をまとめました。
そもそも難しい講義を取らないために
内容に入る前に、履修したい講義を受けることができない問題について触れておこうと思います。
1回生の方や、抽選の制度がない大学の方に説明しておくと
一人の先生に対して、受講する人が多すぎる場合、もしくは教室が狭すぎる場合は、適度な受講者数を保つために履修者を抽選で選ぶことがあります。
とりわけ「単位を取るのが楽」や「先生が面白い」、「資格が取れる!」といった人気の講義は抽選が行われやすいですね。
さて、ここでもう一つ、抽選の優先度というものが私の大学には存在します。
これは、履修の抽選が行われた際に、いかにアタリを引く確率が高いか、つまりは講義を取りやすいかという意味です。
周りの友人を見たり、教授に話を聞いてみたところ、成績自体は大きく作用せず、学年によって大きく優先度が変化するみたいですね。
これは大学によって変化するでしょうが、大阪市立大学商学部の場合
学年による履修抽選の優先度
4回生 > 1回生 ≧ 3回生 >>>>>>> 越えられない壁 >>>>>>> 2回生
という優先度が働くみたいです。
4回生を1番優先させているのは、卒業がかかっているためでしょう。
さらに、1回生の優先度を高くしているのは、大学に入っていきなり取りたい講義を取れなかった時、一気にモチベーションが下がるからなのでしょうか。
次に3回生ですが、就活に向けて単位をガッポリ稼ぐ必要があるためか、2回生よりは優先度が高いです。
そして、一番悲しい待遇を受けているのは2回生です。
後輩に2回生の子がいますが、9個中7個抽選が外れるという運の悪さでした。
実際に私も2回生の時は取りたい講義が取れなくてイライラした記憶があります。
履修抽選に外れにくくするための方法
- パンキョーと専門科目をバランス良く履修する。
- できる限り大きな教室で行われる講義を選ぶ。
- 人気のない講義や、他学部の講義を選ぶ。
多くの学生が1回生のうちに一般教養、いわゆるパンキョーを多く取る傾向にあるんですが、1回生の間で指定単位数を取り終えることができない場合、専門科目とパンキョーをバランスよく履修した方が良いです。
というのも「1回生で専門を全く取らずにパンキョーばかりを取って、いざ2回生で専門を取るぞ!」と思っていた子が、専門講義の抽選にほとんど落ちていたのです。
彼は、人気のない、単位を取るのが難しいパンキョーしか選択肢が残っていないので、悲惨です。
もし、パンキョーと専門科目をバランスよく取っていれば、履修抽選で外れた時でも選択肢がまだ広がる、ということですね。
次に、大きな教室で開催される講義は、それだけ多くの人数で受けることができるので、抽選で外れる可能性は低いです。
最後に、誰も受けないような講義であっても、意外と楽しかったり、単位を取るのが楽だったりする科目もあります。
他学部の専門科目を受けるのも中々楽しいと思います。
抽選で外れる可能性の高い2回生などは、思い切ってそういった講義の取り方をしてみるのもいいかもしれませんね。
単位の取り方その1:講義を録音・録画する
大学の講義は、誰しもが丁寧に、わかりやすく教えてくれるわけではありません。
先生の字が汚すぎて、黒板が楔形文字で溢れかえることもあれば
具体例が一切なく面白味も何もない、眠気だけを誘う心地よい声が作業用BGMとして流れたり
話すスピードが速すぎて、ノートを取ることが不可能という講義もあります。
そして厄介なのが、そういう先生に限って、テスト対策をどのようにすればいいか説明せず、テストは難しくて、採点も厳しいことが多いんです。
おそらく彼らは教育者として失敗しているのか、学生が嫌いなんでしょう。
そんな愚痴は放っておいて、そういう講義は録音or録画をすることにしましょう。
そしてパソコンに講義の日や回数ごとにファイルで分けて保存しておきます。
基本的に講義でやった内容からしかテストは出せないので、理論上講義の内容が全て頭に入っていれば単位は取れます。
復習しやすくするために、講義を録音・録画するというのは非常に効率がいいのです。
ただし、人によっては講義を録音・録画されることを嫌う人もいるので、こっそりするようにしましょうね笑
本来なら、大学の講義は全て録画して、大学側で公開すべきだと思うんですが(実際に私立大学などでは行っているところもある)、それはそれで講義に来ない学生がくるという問題を抱えているんでしょうね。
さて、次の方法に移りましょう。
単位の取り方その2:友達や先輩後輩と分業する
英語の専門書を先生が説明していく講義で、試験に何でも持ち込みありですが、英語の膨大なテキストの内容を的確に押さえていないと単位が取れない講義でした。
留学生や英語が得意な方ならば、英語のテキストを持ち込んだだけで簡単に取れたのでしょうが、残念ながらそこまで英語ができるわけでもありません。
そこで取った方法が、できる限り優秀な人を集めて、分業する方法です。
まず、信頼できる友人や先輩後輩を5~6人集めて、その人数で講義回数を割り、一人あたりの担当枠を決めます。
そして、事前に録音・録画しているファイルを担当ごとに渡して、その内容を要約し、テキストファイルを作成させます。
最後に、全員のテキストファイルをまとめて、一つの冊子にまとめて配布・印刷し、テストに持ち込めば単位は取れたも同然です。
実際に一人で英文をチマチマ解釈していくよりも効率的で、かつ成績も向上しました。
ただし、この方法には欠点が一つあり、それは一人が無能だと全員が道づれになります。一人でもサボったり、要約が甘かったりして、その箇所がテストに出れば終わりですから。
なので、5~6人の少数精鋭を集めることが可能であることと、期限を決めて確実に要約を提出させることが条件になります。
単位の取り方その3:記述・論述を勉強する
大学のテストは、穴埋め問題や選択問題もあるものの、やはり記述型の試験が多いです。となると、普通に考えて記述式の問題が得意であればあるほど、単位が取れやすくなります。
大学受験の時に「論述が苦手だった」そんな学生は、現代文を今一度勉強し直してみましょう。
論理的に読みやすくい文章を、できる限り素早いスピードで書けるようになれば、大学での成績も向上するはずです。
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単位の取り方その4:頭の良い人から教えてもらう
どうしても単位が取れそうにない場合、自分一人で勉強していも無駄です。
勉強は一人でやるより、教えたり、教えあったりする方が効率的です。
自分が受けた講義で、よい成績を取った先輩から教えてもらいましょう。
一人で勉強してギリギリで単位を取るより、優秀な先輩から教えてもらった方が、頭にも残るし評価も高いです。
単位の取り方その5:教授の書いた本・論文を読む
すでに書いたように、講義が面白くない先生ほどテストが難しいですし、どう勉強すればいいかわかりません。
講義ノートをキチンと書いていても、解釈が違う、つまり教授の考えに反する解答をつくった場合評価が低いことがほとんどです。
「教授がどのような解答を求めているのか」を理解できていないと単位は落とします。なので、教授の考え方、癖を理解するために、教授の書いた本や論文に目を通します。
そうすれば、大体「書いてはいけない」内容が見えてくるかと思います。
講義が面白くなくても、本や論文が非常にわかりやすいこともあるので、意外と役に立ちます。
単位の取り方その6:教授と仲良くなる
教授の書いた本や論文がない場合は、教授と積極的コンタクトを取りましょう。
無理矢理にでも質問をつくって、教授に話しかけます。
そして、教授に気に入ってもらえれば、講義内容をわかりやすく教えてくれたり、さらにはテストのヒントをもらえたりします。
単位の取り方その7:ヤマをはる
どうしても忙しくて、テスト勉強の時間が確保することができない時は、ヤマをはりましょう。
ヤマをはるといっても、先生が重要だと言った箇所を重点的に勉強するということなので、効率的と言えば効率的です。
教授の話、クロバス、過去問、先輩や友人からの意見、ありとあらゆるデータを集めた上で、最も出る確率の高い場所を重点的に勉強します。
単位の取り方その8:勉強したことをアピールする
いかに冷酷・残忍、学生にとっての悪魔である教授でも人の子です。
「なんとなく頑張った」感を出せば、評価は上がります。
いくら勉強してもテストの出題箇所が思い出せないことは多々あります。
それでも、勉強していれば何かを書くことができるはずです。
なので、記述問題の場合は、一切わからなくてもそれっぽい解答を並べましょう。
具体的な書き方でいえば
この問に関して、明確な解答を示すことは難しいが、⚪︎⚪︎の観点から見れば~
まとめ
それでは、最後に内容をまとめておきます。
学年による履修抽選の優先度
4回生 > 1回生 ≧ 3回生 >>>>>>> 越えられない壁 >>>>>>> 2回生
履修抽選に外れにくくするための方法
- パンキョーと専門科目をバランス良く履修する。
- できる限り大きな教室で行われる講義を選ぶ。
- 人気のない講義や、他学部の講義を選ぶ。
単位の取り方まとめ
- 講義を録音・録画する
- 友達や先輩後輩と分業する
- 記述・論述を勉強する
- 頭の良い人から教えてもらう
- 教授の書いた本・論文を読む
- 教授と仲良くなる
- ヤマをはる
- 勉強したことをアピールする
この他にも、こんなやり方があるよ!という人は、ぜひコメント欄に書き込んでくれると嬉しいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。