Matcherとは
Matcherとは、社会人と学生を結ぶマッチングアプリです*1
社会人は、以下のようなプランを作成します。
「就職活動の相談に乗るので〇〇してくれませんか?」
学生は気になるプランを選択し、頼み事を聞く代わり、就職活動の相談に乗ってもらえるというものです。
同じ大学の人としか繋がる事ができなかった従来のOB訪問のスタイルを覆す、素晴らしいアプリです。
実は私も昨年の6月頃から利用を開始し、半年間で70人近い就活生の相談に乗ってきました。
この記事では、半年間の経験を踏まえ、よりMatcherを効率良く活用するための方法を、社会人側の視点からまとめています。
Matcherを活用しようと思っている社会人の方の参考になれば幸いです。
社会人のためのMatcher活用法
社会人のためのMatcher活用方法を、以下4点から説明します。
①目的をハッキリさせる
なぜ、あなたはコストを払って学生の就職活動の相談に乗るのでしょうか?
目的をハッキリさせることで、学生もあなたが何を求めているのかを把握でき、互いに価値のある時間を過ごすことができます。
他の社会人Matcherユーザーを観察し、その目的を推察したものを下記にまとめておきます。
- ボランティアとして就活生を応援したい
- 学生との交友関係を増やしたい
- 自社事業へ、学生視点のアイデアが欲しい
- 人事部として、優秀な学生を採用したい
- 学生と自分を比較することで、自分のキャリアを再確認したい
- ブログやTwitterなど、自身が保有するメディアへ誘導したい
- 転職のための人脈作り
- 自分の就活ノウハウを広めたい
- 学生を集めてイベントを開催したい
②プロフィールを記載する
目的が定まったら、下記を参考にプロフィールを記載しましょう。
- 氏名
- どの会社に勤務しているのか
- 勤務歴
- 勤務内容
- なぜその会社で働く事を決めたのか
- 勤務している会社であなたがやりたいこと
- 住んでいる場所
- あなたの就職活動について
- 大学で学んだこと、頑張ったこと
- 趣味・特技
- Twitterやブログなどのリンク
以上は、学生から就職活動の相談を受ける際、聞かれやすい内容です。
プロフィール欄に事前に記載しておくことで無駄な時間を削減できます。
③プランを作成する
①の段階で設定した目的を達成できるプランを作成します。
下記、プラン作成の際に注意する点です。
- タイトルで目的を伝えること
学生が一目であなたが何を求めているのかがわかるように。
EX 「就活相談に乗るので、アイデアにコメントをください。」
キャッチーなタイトルだと、より学生は興味を示してくれます。
- 就職相談の方法についての明示
Matcherでの就活相談の対応方法は、主に3つです。
①直接学生と会って相談を受ける
②LINEやSkypeなどの通話アプリを用いて電話で対応
③MatcherやLINE、メールを通じて文面での対応
あなたが対応可能な相談方法を記載しておきましょう。
- 会って相談を受ける場合、具体的な場所の記載
あなたがアクセスしやすい場所を、具体的に記載しておきましょう。
EX 「大阪梅田駅付近のスターバックス〇〇店にて」
- 対応可能な日時の記載
あなたが都合の良い日時を記載しておきましょう。
EX「平日 20:00〜23:00の間 土日祝 要相談 」
- 就活の対価をいつ受けるのか
プランで学生に求める対価を、就活相談前に受けるのか、後に受けるのかを記載しておきます。就活相談前に受ける場合、対価を受けない限り就活相談に対応できない旨を記載しておきましょう。
④学生からの申し込みを承認、就活相談、レビュー
プランに学生から申し込みがあれば、プロフィールを確認した上で、承認を行いましょう。Matcherにいる学生はよほど変な学生はいないので、ほぼ承認で構わないと思います。
承認後、相談内容および対価の受け渡しについてメッセージでやり取りします。
学生は基本的にMatcher側の指定する5つの選択肢しか送信しないので、社会人側から挨拶の文面を投げた方が良いです。*2
次に、学生が何を知りたいのかを事前に確認しておきましょう。相談内容を箇条書で送ってもらっておくと楽ですね。
ここで注意点。学生はあなたの言う事をウンウン頷いて聞いてくれるので、思わず相手にとって必要のない情報まで話してしまいがち。
「どうでもいい情報なんだよなぁ〜」と思っていても、学生の立場からすれば断わる事が難しい事を覚えておいてください。
最後に、相談が終えたら、学生に一言レビューをお願いすると良いです。*3
しかし、中には社会人の立場を利用して、星5のレビューを強要する人もいるみたいです。このような強制は絶対にやめましょうね。
おわりに
以上、Matcherの社会人向け記事が少なかったので書いてみました。
ちなみに、Matcherの社長さんの西村さんとは一度お話させていただいた事があるんですが、とても聡明でアクションの早い方。
今後もアップデートを重ね、より良いサービスになる事を期待しています!