企業にとって一番大事な「販売」をもう少し詳しく
前回のノートでは、企業において販売を行うことが重要で
その販売の計画を立てることがマーケティングあると説明しました。
それでは、その「販売」とは一体どういうことなのでしょうか?
このノートではその点について言及しようと思います。
「Selling」と「Marketing」の違い
そもそも、販売を英語に訳しても、「Marketing」とは訳されません。
純粋に「Selling」と訳されます。
となると、「Marketing」と「Selling」の違いとは一体何なのでしょうか。
この違いは、売り手と買い手の視点の違いにあります。
「Selling」とは、売り手の視点から販売を訳したもの。
黄「Marketing」とは、買い手の視点から販売を訳したもの。
今日、何を買って何を買わないかは、全て買い手の判断に委ねられます。
買い手が買いたいと思ってくれないと買ってくれないのです。
ということは、買い手の立場から考えることの方が重要なんですよね。
売り手の立場から、自己中心的に商品を売っていても売れないのです。
マーケティングとは、買い手の立ち場から売り手の活動を考えるのです。
もっとわかりやすく言えば
「お客さんの立ち場に立ってどう売るか考える」ことがマーケティングなのです。
余談ですが、顧客中心主義で有名な経営学者であるドラッカー先生も次のように述べています。
「マーケティングの究極目標はセリングを不必要にすることである。」(ドラッカー[1974])
まとめ
さて、今回の記事は短いですが簡単にまとめておくと
- マーケティングは販売の計画を立てることだが、お客さん(=買い手)の立ち場から考えなければならない。
ということになります。
それでは最後までありがとうございました。
参考文献
ドリル(=モノ)を売るのではなく、ドリルによってあける穴(=ドリルの価値)を売れということ。買い手の立ち場に基づいた考えです。